犬になつかれる人は〇〇を汲み取れる人だった!なつかれるための極意とは

親戚の家にいるワンちゃんや犬カフェにいるワンちゃんがなかなか自分になついてくれない…そんな場面に出くわしたこと、ありませんか?

それ、もしかすると
犬の感情をうまく汲み取れずに接してしまっているのかも。

私たち人間に感情があるように、実は犬にも感情があると言われています。
ただ、人間のように感情を言葉にすることはできないので、犬は仕草で感情を表現します。
そのため、仕草から感情を汲み取れるようになると、犬からなつかれるようになれちゃうんです。

この記事では、犬になつかれるために知っておきたい犬の感情や、よく見る仕草の意図について詳しく説明していきます。今後、親戚の家や犬カフェに行った時に、犬になついてもらえるようにレベルアップしちゃいましょう♪

犬の感情は主に4つ

犬は人間同様、様々な感情を持つ動物だと言われており、
「喜び(興奮)」「安心」「恐怖」「怒り」
の4大感情を持っていると言われています。

では、どういった仕草で4大感情を表現するのでしょうか。

・喜び

犬の象徴的な体の部位の一つ、尻尾で表現されることが多いです。
例えば、尻尾を振っている時は喜んでいると汲み取れます。また、飛び跳ねるのも喜びを表している表現の一つです。

喜びを抱きやすい状況としては、
飼い主や心を許した相手との触れ合いだったり、遊びだったりと一緒に過ごす時間を楽しむ時に喜びの表現が出てきます。

触れ合っている時に尻尾を振る仕草をしたら、あなたに敵意を抱いていないと考えて良いでしょう。

・安心

こちらも尻尾で判断ができます。
尻尾が下がり気味でゆったり尻尾を振っている場合は、リラックスしている証拠です。
人間と同様、犬もリラックスしている時はあまり動きをとりません。

また、仰向けになるといった無防備な姿を見せてきた場合は、安心しきっている状態です。
犬との信頼関係が築けており、なついてくれていると考えて良いでしょう。

・恐怖

犬が恐怖を感じている時は、全身で表現します。

身を震わせたり、逃げようとしたりする様子が見られたら、それは恐怖を感じている証拠です。怖い音や見知らぬ人、他の動物に対して恐怖を抱くことがあります。

よく、「犬カフェにいる犬たちは通常の犬より人馴れしているから大丈夫」と勘違いされている方がいらっしゃいます。いくら人馴れしているとは言え、初めて接する時は注意が必要です。最初の触れ合いは様子を見ながら徐々に距離を詰めていきましょう。

・怒り

歯をむき出しにしてったり、姿勢を低く構えたりして不機嫌を表現することがあります。この場合、何かに不快感を示す場合や、他の犬との関係でイライラしている場合が考えられます。

こういった様子が見られるときにむやみやたらに撫でたりすると、かえって挑発してしまいかねないので、落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

感情を示す大事な表現「ボディランゲージ」

犬には4大感情があるとお話ししました。

犬はそれらの感情を伝えるために、吠えたり鳴いたりする他にも、尻尾や耳、目、表情等を使って感情を表現します。
このように、体を使って感情を表現することをボディランゲージと言い、これを理解することがなつかれるための第一歩となります。

まずはボディランゲージの重要性について一緒に勉強していきましょう。

重要性① コミュニケーションの相違を防ぐため

ボディランゲージを誤読すると、行動上の問題や衝突、最悪の場合は事故にまでつながる可能性があります。このような事態を防ぐためにもボディランゲージの理解は重要です。
ボディランゲージの理解を深めることにより、犬の感情を正確に汲み取り適切に反応することができ、誤読を未然に防ぐことができます。

重要性② リスクを減らすため

ボディランゲージを理解しておくことで、攻撃性の兆候なども確認できます。そうすると、自分が攻撃されないようにするために適切な対応を取ることができ、お互いに嫌な思いせずに済まされるのです。

重要性③ 信頼関係を構築するため

ボディランゲージから感情や意図をうまく汲みとることで、犬が要求していることに対して適切な対応ができ、それに対してまたボディランゲージで感情を表現する・・・

この繰り返しをすることで、お互い「伝わっていた!嬉しい!」と相互理解に基づいた強い信頼関係を築くことができます。

以上、この3つのポイントからも分かる通り、ボディランゲージはなつかれるためにはおさえておきたいポイントの1つです。ぜひここは必ずおさえておくようにしましょう。

犬の感情を汲み取ってなついてくれた!先輩たちの体験談

ここでは、実際に犬の感情をうまく汲み取り、なつかれ成功者の方たちの経験談を2つ紹介します。
「感情を汲み取るってどうやるの?」となかなかイメージがしずらいかと思いますので、是非先輩方の経験談を読んでイメージを膨らませておきましょう。

体験談①「喜び」を汲み取って、よりなつかれるようになった例

さおりさん(20代/女性)

私には行きつけの犬カフェがあり、常連客としてよく遊びに行っています。

なんとなく覚えていてくれているのか、あるわんちゃんは遊びに行くといつも何かしらのおもちゃをくわえて寄ってきてくれるんです。
最初はその姿が愛おしくて、可愛いなあと思いながら撫でてあげるだけでしたが、よくよく考えてみると「これで遊びたいのかな?」と気づいて。
それからは、遊びに行った時は持ってきたおもちゃで満足するまで遊んであげるようにしていました。

すると、犬カフェへ行くたびに尻尾を振っておもちゃを持ってくるようになって、さらには今までは遊び終わるとよそに行っていたのに、遊び終わった後も自分の隣に座ってくれるようになり、とても嬉しい気持ちになりました。

わんちゃんの要求に応えてあげることで、自分にもこんなに嬉しい出来事があるなんて思ってもなかったです!

体験談②「恐怖」を汲み取って、なつかれた例

ゆうたろうさん(40代/男性)

毎日、朝の散歩をしている時に会うわんちゃんがいます。

そのわんちゃんの飼い主さんは前から近所付き合いがあるので、すれ違うたびに飼い主さんとわんちゃんに挨拶して少し立ち話するのが私のちょっとした楽しみでもありました。ただ、どうしてもわんちゃんだけは、毎回飼い主さんに隠れるようにして、こっちをじっと見てなかなか近づいてきてくれなかったんです。

最初は「なんでだろう、嫌われているのかな」なんて落ち込んでいたのですが、よくよく考えるといつも上から覗き込むようにわんちゃんを見ていたので「怖がらせてしまっていたのかも」と思い、それ以降は会う度にしゃがみ込んで、わんちゃんと目線を高さを合わせるように心掛けています。

その効果があってなのか、最近ではすれ違うと尻尾を振って勢いよく近寄ってきてくれるようになりました。

おかげで以前より散歩がより楽しく感じますね。

おさえておきたい!よく見るボディランゲージ7選

感情を汲み取るにあたって大事なボディランゲージ。
実際に様々なボディランゲージがありますが、まずはよく見られる基本的なものから覚えていきましょう!

【しっぽ編】

①しっぽを高い位置で早素早く振っている

基本的には愛情や喜びを表現しています。

しかし、興奮している際も同じような尻尾の振り方をするので、見分けるのに注意が必要です。

興奮している場合、姿勢を低くしたり、歯が少し剥き出ていたりします。
一方で喜んでいる場合は、口角が上がり、笑ったような表情を見せます。見分ける際には犬の表情にも注目してあげましょう。

②尻尾を隠す

尻尾を後ろ足の間に隠すのを目にしたら、何かに怯えているのを表現しています。

これは、服従や降参を表す時に見せる仕草です。このような様子が見られたときは、怯えている原因を探して解決してあげる努力をしてみると信頼関係の構築に繋がり、なついてくれるようになるでしょう。

【目・耳編】

③こちらをじっと見る

初対面の人など、親しい間柄でない人の場合は威嚇の可能性があるので注意が必要です。

目がつりあがっていたり、歯を剥き出しにしている場合は、威嚇しているのでむやみに近づかないようにしましょう。
ただ、表情が緩んだ状態でこちらを見つめてくる場合は、愛情表現と考えられます。あなたと一緒にいれて嬉しい、と感じている証拠なので、表情をうまく読み取って適切な対応をしてあげることが重要です。

④目をそらす

敵意がないことを示しています。

一見、「自分に興味がないのかな?」と思ってしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、
敵意がない=安心しているということになります。
犬にとって安心しきっている状態はあなたになついている証拠です。

⑤耳を寝かせる

甘えたい、嬉しいときに見られます。

この仕草は基本的にリラックスしている状態です。

しかし、不安や怯えを感じている際にこの仕草を見せる子もいるので、歯が剥き出していないか、目はつりあがってないかなどこちらも表情で読み取ってあげる必要があります。

【口編】

⑥口角を上げている

嬉しい時やリラックスしている時に見られます。

口角を上げて、にっこり笑ったような表情を見せ、あなたと一緒にいられて嬉しい・安心する、といったことを表現しています。この仕草が見られたら、なついてくれていると考えて良いでしょう。

⑦口を閉じている

口を閉じ、真剣な表情をしている場合は、不安・緊張の表れです。

このような様子が見られたら優しく撫でて不安や緊張を取り除いてあげましょう。

また、何かに興味を示して集中している時にも口を閉じることがありますが、その際はあえてそっとしておいてあげたほうが犬からの信頼を得られます。

感情を汲み取ろうとする姿勢がお互いの信頼関係を構築する

ここまで犬になつかれるための極意として、ボディランゲージと感情についてお話ししました。

なかなか覚えることが多そう、、、と不安に思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、なつかれるために一番大事なポイントは

色々な仕草から感情を汲み取ってあげて理解してあげようとする姿勢 です。

最初はなかなか難しいとは思いますが、その姿勢は犬にも伝わります。
そしてその姿勢が伝われば「あ、この人良い人だな」と心を開いてくれるかも知れません。

人間同士でもよく「察する」と言いますが、犬でも同じようなことが言えます。 むしろ人間同士の「察する」より犬の方が仕草で表してくれるので簡単かも知れませんね。

犬は素直で分かりやすい、なんとも愛くるしい生き物なのです。

そして、そんななんとも愛くるしい生き物に、私たちが運営している大型犬カフェ、ほっとひと犬で会うことができちゃいます。
6頭の愉快な大型犬たちがあなたを尻尾を振ってお出迎えしてくれますよ。

大型犬は、体は大きいですがおっとりした人懐っこい性格の子がほとんどなので、安心して触れ合えます。初めて犬と触れ合うという方には特にオススメです。

さらに、お店にはドッグトレーナーの資格を持った店員が居ますので、気軽にお声がけいただければ、なつかれるためのコツもドッグトレーナー目線で伝授させていただきます◎

ぜひこの子たちの感情も「察して」あげて、6頭全員からなつかれるような人気者を目指してみてくださいね。

この記事を書いた人

hottooneone