初対面の犬に好かれる人の特徴とは?好印象を与える【モテテク5つ】大公開!

犬カフェや愛犬家さんたちが集うオフ会、お散歩中にすれ違う犬など、初対面の犬とふれあう機会があったとき。

はじめましての犬とも仲良くなりたい…!

そんな願望を抱いている犬好きの人は多いのではないでしょうか。

今回は、犬に好かれる人に多い特徴について詳しく解説していきます。さらに、初対面の犬とふれあう際に試してほしいモテテクも5つご紹介します。犬カフェ利用時やオフ会などで活用することで、あなたの周りに犬たちが続々と集まってきてくれるかもしれません…!

犬の「好み」を汲みとる

犬 笑顔 好き

犬と人の大きな違い。それは「言葉を話せるか、話せないか」です。

ご存知のとおり、犬と人は言葉を交わしてコミュニケーションがとれません。犬の明確な好き嫌いや、いま抱いている感情などを、わたしたち人が理解することはかなり難しいです。

しかし、犬はさまざまな仕草や行動をとおして、わたしたち人とコミュニケーションを図ろうとしています。つまり、犬の仕草や行動を読み解くことが、犬の好みを知るカギです!犬視点に立って、特定の仕草や行動に至った「理由」を汲みとることで、おのずと犬の好みが理解できるようになるのです

いくつ当てはまる?初対面の犬に好かれる人に多い4つの特徴

犬 好き 表情 好かれる人

人と同じで、犬も個々によって好みが異なります。かくたる筆者も、愛犬には好かれていても、お散歩中にはじめて会った犬とは仲良くなれることもあれば、嫌がられることも…。一方で、どんな犬ともすんなり仲良くなれる人も稀にいます。犬好きさんからすると、羨ましい限りですよね。

実は、初対面の犬からも異様に好かれる人にはこれからお話する4つの特徴がよく見られます。ひとつずつ見ていきましょう。

【犬に好かれる人の特徴①】自分から寄っていかない

可愛い犬を目の前にすると、つい「遊ぼ!」と近づいたり、撫でたりしたくなるもの。実はそれ、犬にとってはNG行為なんです。

もちろん、フレンドリーな性格の犬なら、初対面でも一気に距離を縮めてくれるかもしれません。遊ぼうと誘えば、元気いっぱいに応えてくれる可能性も高いです。一方で、繊細な性格の子や、怖がりな性格の子はどうでしょう。知らない人に突然距離を縮められると、恐怖心を覚える子も多いはずです…。

犬はわたしたち人が一方的に且つ無理に可愛がっていい対象ではありません。人と同じように、犬にもパーソナルスペースはあります。それを知らずに安易に距離を縮めようとすると、仲良くなるどころか嫌われる可能性もあるのです。

一方で、自分から近づいていかない人は犬に好かれる傾向があります!自然と興味をもって近づいてくれるのを、じーっと待っているのです。犬は、興味を惹いたものには自分から近づいていく、探求心旺盛な子が多いです。興味をもって近づいてきてくれたら、優しくなでなで。すると犬は「この人は安心してコミュニケーションがとれる!」と信頼感を抱き、心を許してくれます。

【犬に好かれる人の特徴②】犬の生活リズムを配慮している

犬の睡眠時間は、平均12~15時間と言われています。もちろん、日々の運動量や体質、年齢などによって異なりはありますが、人よりも寝ている時間が長いことは分かるでしょう。

一方で、犬はちょっとした物音や声に反応して、すぐに目覚める印象があるかと思います。実は、犬の睡眠メカニズムは、①レム睡眠が80%残りの20%は②ノンレム睡眠で形成されています。①レム睡眠とは浅い眠りのことであり、体の睡眠とも言われています反対に②ノンレム睡眠は脳の眠りと言われており、深い眠りです

犬は、浅い眠りの時間が80%とかなり長いです。だからこそ、長い時間睡眠を摂らないと体力が回復しないメカニズムとなっています。

では、大切な睡眠時間に撫でられたり、しつこく構われたりしたらどうでしょう?自分に置きかえて考えてみると、いい気分にはならないはずです。それは、犬も一緒です。疲れているときや眠たいときに睡眠を邪魔されつづけたら、苦手意識をもたれるのも無理はありません。

犬に好まれる人は犬の生活を尊重し睡眠も邪魔しません。可愛い寝顔をしずかに眺めてたのしむ、余裕がある人も多い印象です。反対に起きている元気な時は、適度に遊ぶというメリハリがあります。犬の生活リズムを崩さない配慮ができる人は、犬から好感をもってもらえるでしょう

【犬に好かれる人の特徴③】穏やかで笑顔の人

結論から言うと「常に穏やかで声のトーンや口調が穏やかで笑顔の人」に好感をもちます。

人が思っている以上に、犬は繊細で敏感な生きものです人のちょっとした口調やトーン、その日のテンション、表情などにもとても敏感です。

では、なぜ「常に穏やかで、声のトーンや口調が穏やかで、笑顔の人」に好感をもつのか。理由は至ってシンプルです。例えば、犬がおもちゃを壊すいたずらをしたとします。すると、怖い形相をした飼い主様に低い声で注意されました。しばらく構ってもらえず、悪いことをしたんだと理解します。一方で、トレーニングに成功したとき。穏やかな顔で頭を撫でられ、おやつをもらいました。「いい子だね」と嬉しそうに声をかけられて、犬もなんだか嬉しくなります。

このような日々の経験をもとに、犬は人の感情を読み取れるようになります。そして自然と、穏やかな雰囲気の、さらには優しい声色の人に安心感・好感を抱くようになるのです。

【犬に好かれる人の特徴④】感情の変化を見逃さない

前述したように、犬は仕草や行動をとおして、自分の気持ちを相手に伝えます。このような感情表現手段を「カーミングシグナル」と言います。カーミングとは「(自分や相手を)落ち着かせる」、シグナルは「信号」を意味します。

有名なカーミングシグナルとして、あくびが挙げられます。

人は、眠たい時によくあくびをしますよね。もちろん犬も、眠たい時の生理現象としてあくびをすることがあります。しかし、それ以外の状況でも犬はあくびをすることがあります。例えば、緊張を和らげるとき。筆者と暮らしている犬は、動物病院を嫌がっているわけではないものの、診察後は頻繁にあくびをします。また、筆者が身支度を整えていると「これからお留守番かな…?」と外出を察知して、不安を抱いているときもよく見られます。

状況に応じて、犬のカーミングシグナルの「意味」はかなり異なります。犬との暮らしに慣れていない人は、カーミングシグナルから感情を読み解くのは難しいかもしれません。しかし、ちょっとした仕草・動作の変化に気づき、ふれあい方を模索するだけでも、犬にとっては嬉しいことなのです

犬が好きな人に見せるサイン4つ!

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犬はとても素直な生きものでわたしたちに感情をダイレクトに伝えてくれます。好きな人には「好き!」のサイン、苦手な人には「嫌い…」のサインを自然と出しているものです。

ここからは、実際のモテテクを伝授する前に、犬が好きな人に見せるサインを厳選して4つご紹介します。もちろん、犬の性格によって愛情表現方法は異なりますが、ひとつの参考にしていただけたらと思います◎

【好きな人に見せるサイン①】じーっと見つめてくる

犬は、気になる人・好きな人の行動に敏感です。不意に犬を見たときに目が合ったりじーっと見つめられたりしている場合はあなたのことが好きな証拠です

特に目を合わせたときに長い間見つめあえる場合は、かなり好感をもたれていると言えます!なぜなら、犬にとって「見つめ合う」という行為は、本来『威嚇』の意味合いがあるからです。それにも関わらず目を見つめ合えて、且つ嬉しそうにしているなら…あなたとのコミュニケーションに喜びを感じていると言えます

【好きな人に見せるサイン②】おしり・背中をくっつけてくる

犬は、好きな人とはピッタリくっついていたいものです。身体を摺り合わせるように近づいてくる場合は、あなたのことが好きで間違いありません。特に、犬にとって弱点である背中・おしりをくっつける仕草はあなたに大きな信頼を寄せている証拠です

初対面の人におしりから近づく仕草も、相手へ敵意をいだいていないことを示す意味合いがあります。信頼があるからというより、不安はあるものの「あなたとの関係を❝これから❞良好に築きたい」という意味合いが強い仕草となります。この場合は、犬のペースに合わせてコミュニケーションをとり、仲を深めていきましょう。

【好きな人に見せるサイン③】耳が下がっている

犬を撫でているときの、耳の状態に注目してみてください。後ろ側に、ペタンと下がっていませんか?同時に、穏やかでうっとりした表情をしている場合は、心を許してリラックスしている証拠です。「もっと撫でて?」とあなたに甘えているサインでもあります。

耳が後ろに下がっていることとあわせて、しっぽを上向きの状態で振っているならば、あなたとのスキンシップに幸せを感じていること間違いなしです!

【好きな人に見せるサイン④】おもちゃを持ってくる

おもちゃを咥えてもってきてくれる行為は、「あなたとたのしい時間を共有したい」という気持ちの表れです。特に、いちばん気に入っているおもちゃを持ってきてくれる場合は、あなたを強く信頼していると言えます。

おもちゃを咥えた状態であなたに寄ってきたら、ぜひ一緒に遊んであげてください!より一層、犬との仲を深めることができますよ。

犬カフェ店員直伝!初対面の犬に好印象を与えるモテテク5選

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犬が好きな人に見せるサインについて、ご紹介してきました。これで、あなたがいざ犬とふれあっているとき、好意を寄せられているかどうかがわかるでしょう。また、犬に好かれる人の特徴から、犬とふれあう際は犬視点で考えることが大切だと知っていただけたと思います。

ここからは、普段から犬と接する機会が多い犬カフェ店員直伝の、初対面の犬に好印象を与える5つのマル秘モテテクニックをご紹介します!実践することで、はじめましての犬たちが自然と好意を抱いてくれる未来も近いはずです。犬に好かれる人の特徴とあわせて、覚えておきましょう。

【初対面の犬へのモテテク①】最初はにおいを嗅いでもらう

犬の嗅覚はとても優れており、さまざまな情報を鼻から得ます。「この人がどんな人なのか」「危険な存在ではないか」なども、まずはにおいを嗅いで確認するほどです。つまり、犬がにおいを嗅ぐ行為は人で言う自己紹介」なのです

においを嗅いでもらうときは、犬側から興味をもって近づいてきてくれるのを待ちましょう。このとき、犬の正面ではなく犬と同じ方向を向くような形で隣に座るのがポイントです◎

犬がこちら側に興味を抱いていることがわかったら、まずは体のにおいを自由に嗅いでもらいます。手を嗅いでもらう際は犬の目線より下側からゆっくり握りこぶしを出してみましょう。グーにした手の甲を、犬に見せるイメージです。すると、手のにおいをクンクン嗅いで、改めて敵ではないことを確認します。

チェックが終わったあと上向きにしっぽを振ったり、距離をちぢめてくれたりしたら、あなたという存在に安心した証拠です!ただし、ここで急いではいけません。とにかくまずは、犬のペースに合わせることが大切です。撫でて欲しそうに体を摺り寄せてきたり、おもちゃを持って遊びに誘ってくれたり…あなたとふれあいたい様子が見えたら、それに応えると良いでしょう。

【初対面の犬へのモテテク②】自然な体臭でいること

嗅覚が優れた犬にとって、人の「体臭」は大切な情報源です。一方で、においを嗅いだときに香水やたばこのにおいを感じたらどうでしょう。人にとってはほのかなにおいだったとしても、犬にとっては強烈です…。

ちなみに、犬の嗅覚は人の100万倍と言われています。これは、特定のにおいを100万倍強く感じる、というわけではありません。特定のにおいを100万分の1に薄めたとしても十分に嗅ぎ分けることができる、ということです。つまり、時間が経って薄まった香水のにおいも、たばこのにおいも、犬にとっては「きつい香りだな…」と感じるものなのです

犬モテするためには、自然な体臭がいちばんです。特に初対面は、印象が大切です。柔軟剤などにも注意し、ありのままの自分のにおいで接することを心がけましょう。

【初対面の犬へのモテテク③】撫でるときは下から

犬の撫でるシーンを想像してみてください。あご下やお腹、背中はもちろんですが、頭を撫でるシーンを想像した方もいるのではないでしょうか。

実は、犬の頭を触るという行為は、信頼関係を築いている人だけが許されるものです

自分の身に置きかえて考えてみてください。突然、知らない人が頭上に手を出してきたらどうでしょう。「怖い」「叩かれる?」と身構えてしませんか?

犬も、頭上に手を出されると、ついビクッと身構えてしまう子が多いです。緊張感を与えないためにも犬の目線より下側からゆっくり手を出しましょう。このとき、手の形はマイクを持つように軽く握り手の甲を上にするのがポイントです。怯える様子が見られない、もしくは撫でて欲しそうな素振りを見せてくれたら、あご下や首辺りをゆっくり撫でます。

犬の中には、開いた手に恐怖を感じる子が一定数います。これを「ハンドシャイ」と言います。初対面で、まだ信頼関係が構築できていないうちは、できるだけ手をパーにしないよう注意しましょう。あわせて、犬の目線より下から手を出すことで、安心してふれあってくれる場合が多いです。ストレスを感じさせないために、ぜひ覚えておきましょう。

信頼関係が築けたら、頭を撫でてもらいたがる犬はとても多いです!一方で、ハンドシャイが深刻な子は、なかなか克服できない場合もあります。しかし、それもまた犬の個性です。ふれあっていく中で、犬が撫でられると喜ぶ場所を知っていくことが大切です◎

【初対面の犬へのモテテク④】目は見つめない

可愛い犬の目を、覗き込むようにじーっと見つめる方をよく見かけます。しかしそれは、犬に「威嚇されている」と捉えられてしまう行為です。初対面の犬に良い印象をもってもらうためには、目線にも気をつけましょう。

一方で、犬の表情や様子もきちんと確認しながらふれあうことが、仲を深めるためには欠かせません。撫でたり遊んだりする際は、鼻辺り後頭部あたりを見るのがオススメです。また、ゆっくり瞬きをするのもポイント!そうすることで、より一層「見つめられている」という印象が薄まります。

あるとき不意に視線を感じる、または犬側からじーっと目を見てくれる機会が増えたら、仲良くなった証拠です!信頼関係ができれば、目を見つめることも「アイコンタクト=目と目を合わせた会話」という役割になりますよ

【初対面の犬へのモテテク⑤】犬の横側にしゃがむ

どれだけ下から手を出そうとしても、足がのびている状態だと、犬を上から覗き込む体勢となってしまいます。威圧感を与えないためにも、犬の目線に合わせてきちんとしゃがむことが大切です。

また、犬と隣合わせになるよう横側にしゃがみましょう。このとき、犬よりちょっと前に出るようにするのがオススメです。斜め前にいることで人の動きが目線に入りやすくなるため、においを嗅いでもらったり撫でたりするために手を出す際、犬を驚かさずに済みます

犬の視点に立ちながらふれあうことが大切

今回は「初対面の犬に好かれる人」を深掘りしながらご紹介しました。

【初対面の犬に好かれる人の4つの特徴】

  • 自分から寄っていかない
  • 犬の生活リズムを配慮している
  • 穏やかで笑顔の人
  • 感情の変化を見逃さない

犬に好かれる人は、自然と「犬視点」で考えて犬とふれあっていることがわかりました。その想いを、敏感な犬はきちんと汲みとってくれます。次第に犬も相手のことを「もっと知りたい」と思うようになり、やがて信頼関係が生まれるのです。

また、初対面の犬に好かれる人の特徴とあわせて知ってほしい、犬へのモテテク5選もご紹介しました。

【初対面の犬に好印象を与えるモテテク5選】

  • はじめはにおいを嗅いでもらう
  • 自然な体臭でいること
  • 撫でるときは下から
  • 目を見つめない
  • ふれあうときは、犬の横側にしゃがむ

犬にモテると言うと、なんだか一方的に感じるかもしれません。でも、視点を変えて考えてみてください。あなたと出会い、仲良くなることで、犬の生活は驚くほど広がりを帯びます。もちろんそれは、人にとっても同じです。つまりモテるということは双方にとって嬉しいことなのです!

ところで、弊社が運営しているカフェ『ほっとひと犬』はご存知でしょうか?人と遊んだりふれあったりすることが大好きな、個性豊かな6頭の大型犬たちがお迎えしてくれるカフェです!

「モテテクを活用しながら、実際に犬とふれあってみたい!」「犬ともっと仲良くなる方法を知りたい!」そんな想いがある犬好きの方は、ぜひ一度『ほっとひと犬』に遊びにいらしてください。大型犬は、小型犬と比較すると社交性の高い子が多いので、犬とのふれあいが初心者の方でも安心です。ドッグトレーナーの資格を持ったスタッフも、丁寧にサポートいたします◎

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